社会不安障害の克服に薬や通院は必要?

こんにちは、まなとです。

あがり症、および社会不安障害に関する情報発信を始めてから、早くもメルマガを通して質問をいただいております。

そうやって関心を持っていただいてご連絡いただけるのは、発信者としてもとても励みになります。

ご返信いただければこちらも全力でお返事しますので、ぜひ気軽にご返信ください ^^

さてそれでは今回ですが、これは多くの人がどうするか迷われてるんじゃないかという質問がありましたので、それにお答えする形でその理由や実体験などを書いていこうと思います。

まず、そのいただいた質問の内容ですが、

「まなとさんは薬は使っていましたか?使った方がいいのでしょうか?」

「病院に行った方がいいのでしょうか?」

という内容の質問です。

では早速これ、結論から言ってしまうと、

A. 使ってみてもいいし、行ってみてもいい。ただ必ずしも使う必要もないし行く必要もない。

というのが、僕の個人的な考えです。

では、その理由について、僕の体験談も含めてお話ししますね。

通院は薬があってのことになりますから、薬について中心的に話していきます。

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僕が病院に通って、薬を使っていた頃

警察官だった頃。

僕は、社会不安障害を発症し、症状が隠せなくなってきたことから、初めて精神科病院に行くことにしました。

そして、病院で診断を受け、そこで初めて社会不安障害という病気の存在と、自分がそんな病気だったということを知りました。

この時、僕はガク然と・・・

・・・はしませんでした。

むしろ、自分に出ていた症状の正体がなんだったのかわかって嬉しかったくらいです。

「これが性格とかの問題だったら直せないかもしれないけど、ちゃんと名前のある病気なら治せるはず!」

そんな希望すら感じました。

そして、先生から勧められたのが、薬による治療です。

当時の僕としては意外なことだったんですが、薬での治療が一般的な治療とのことでした。

それを聞いた僕は、

「なんだ、薬で治るんじゃん! やった!!」

そう思いました。

今思い出すとこの頃の僕は素直すぎますね(笑)

まぁでもそれほど治したかったんです、何にすがってでも。

それから僕は、薬を服用しつつ、通院する日々を送ることになりました。

薬の効果を実感

服用していた薬の種類は三種類。

毎日決まった数飲む薬二つと、症状がひどく出たときに飲む薬が一つ。

薬を飲み始めると、僕は早いうちに自分の変化に気がつきました。

「あれ、なんだか気分が落ち込まない。」

それは明らかに以前と違った感覚でした。

なので僕は、なおのこと薬で治せるという希望を持つようになりました。

警察官は、警察学校を卒業して現場に出た後、一度3ヶ月程警察学校に再入校する期間があります。

この頃すっかり薬頼りになっていた僕は、警察学校に再入校後、どうやら周りの同期から見ても少し明るくなって見えたようでした。

僕としても内心、

「よしよし、良くなってる良くなってる……。」

そう思って完全に薬に依存してました。

しかし、そう思えなくなるのは時間の問題でした。

僕が気づいた薬の本当の効果

再入校してからおよそ三か月後。警察学校を卒業し、また現場に戻ります。

この再入校の三か月間は、最初に入校した時よりもダンゼン気分よく過ごせました。

これも薬の効果かな?

…と思っていたんですが、

現場に出ると、また症状は悪化しました。

「あれ、、、変だな。。。」

僕は、薬を以前より頻繁に飲むようになり、ひどいときに飲む薬も毎回のように服用しだしました。

しかし、飲む頻度を上げたところで、もはや変化を感じることはなくなっていました。

確かに一時的には、少しだけ気持ちが楽になるような気がするんです。

ただ、それが継続することはない。

効果が切れたような気がしたら、また薬を飲む。

それの繰り返しになっていました。

そこで、ようやく気がつきました、

「あ、薬は一時的に効果があるだけで、根本的な原因までは治してくれないんだ。」

と。

考えてみれば、警察学校に入校中気分よく過ごせたのだって、薬の効果もあるだろうけど、それ以上に同期、友達に囲まれた環境がそうさせただけだったんです。

警察学校がいくら厳しい環境と言えど、一度現場を経験してしまえば楽園みたいなもんですからね。

服用し続けた数か月間を一度振り返ってみてわかったことでした。

“薬は、確かに一時的に気持ちをやわらげてくれた。だけど、社会不安障害の根本的な改善には何一つ役立っていなかった。”

その事実に気がついた僕は、薬を服用するのをやめ、通院もしなくなりました。

先に言っておくと、薬の服用や、薬を服用している人を否定するつもりはまったくありません。

ただ僕の個人的な考えとして、

薬は少なくとも一時的には効果のあるもの、ただそれに頼って生きていくのはなんかいやだな

そう思ったんです。

だからこそ僕は自力で治すことにしました。

(今でこそ克服できましたが、その直後は自分でがむしゃらに治そうとして、自分でどんどん苦しい状況を作っていくことになりました。自力でがむしゃらに治そうとするのも考えものではあります。)

それから薬を使うこと、病院に行くことは二度とありませんでした。

結論:薬は一時的に症状を良くしてくれるものでしかない。

以上が、僕が実体験から感じた、個人的な見解です。

簡単にまとめると、

  • 薬は確かに効果があって、一時的には効く。
  • しかし根本的な解決の手段にはならない。

といった感じですね。

通院に関して言うと、病院は結局のところ診断して薬しかくれません。それが仕事ですし、それで商売していますからね。

薬をもらいに行くためだけに行くのなら、行く必要もないと僕は思いました。

もちろん病院や先生によっては対応の幅は異なるので一概には言えませんが、もし病院に行ってみて、お役所仕事的に薬を渡されるだけなのなら、それ以上行く必要はないと思います。

特に、薬目当てでなく根本的に改善したいと思うのであれば。

本当に親身になってくれて信頼できる先生などに会えたのなら、通ってもいいんじゃないかなとは思いますけどね。

ちなみにこれはカウンセリングなどにも言えることです。

僕は、あがり症や社会不安障害の改善、克服にあたり、気づいていない心の部分(無意識、潜在意識と言いますね)から、意識や考え方まで変える必要があると思っていますので、通院や薬はなってもその手助け程度だと思っています。

違う意識や考え方ができるようちょっとずつ変えていき、自然にできるようになる、つまり習慣化してしまえば最強です。

これが最終的な結論です。

ということで、今回は、

『社会不安障害の克服に薬や通院は必要?』

というテーマでお話ししました。

それでは

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この記事を書いた人

はじめまして、よしです。

僕は小さな頃から極度のあがり症で、とにかく注目されるのが怖くて、日の当たらない生活を送ってきました。

社会人になり警察官になってからは症状が悪化してついには社会不安障害を発症し、苦痛な日々を過ごしました。

人目に出るのが怖い、
上司を話すとき頭が真っ白になる、
電話すらまともに出られない。

そんな警察官として致命的な症状が出た僕は、仕事でも失敗ばかりを繰り返し、最終的には警察官をやめざるをえませんでした。

そんな僕が、正しい向き合い方を知り、それを実践したことで、退職後3ヶ月のうちに社会不安障害を克服できました。

このブログでは、僕と同じ悩みを持っている方や、あがり症や社会不安障害を改善したいと願っている方の助けに少しでもなるように、
あがり症や社会不安障害を克服するための知識や情報を、自身の過去の経験を交えて発信していきます。

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