こんにちは、まなとです。
今日は、
『カウンセリングに行って一万ドブに捨てた話』
という内容で書いていこうと思います。
カウンセリングをおすすめされて
僕は、社会不安障害に悩んでいた当時、薬の治療の次に試したのがカウンセリングでした。
薬は根本的な治療にならないと気づき、
「なにかいい方法ないかな…..」
と思っていた時、慕っていた先輩がカウンセリングを勧めてくれたんですね。
その先輩は以前までうつ病に悩んでいたそうで、カウンセリングに通い続けることで良くなったとのことでした。
「なるほど、確かに知識がある人に話を聞いてもらうのが一番いいのかもな…」
と思い、早速近くで探してみることに。
そしたらありました。
社会不安障害経験者によるカウンセリング。
値段は、、、1時間1万円、、、
高ぇ。。。
そうは思ったものの、治るに越したことはない、行ってみよう!
と思い、2時間予約を取りました。
カウンセリングに行ってみた
翌日、カウンセリングの予約日が来ました。
僕はそれまで病院や信頼していた先輩相手にしか社会不安障害を告白したことがなかったので、けっこう緊張していました。
ドキドキ。
ドキドキ。
そもそも人見知りするタイプなので、余計に緊張してしまいます。
家を出て数十分後、着きました。
見るからにフツーのマンション。
どうやらその一室がカウンセリングルームのようです。
指定された部屋に入ります。
先生「どうも、はじめまして。○○です。」
僕「あ、はじめまして、今日はよろしくお願いします!」
部屋に入ると、見るからにフツーの部屋でした。
どうやら自宅でカウンセリングをしているようです。
(うわぁ、他人んち入るのなんていつ以来だろ。。。)
もはやどうでもいいことに思考が働きます。
そして、いよいよカウンセリング開始。
僕は自分の中にある悩み、不安、迷い。
その全てを吐き出しました。
なんせ今までそうやって他人に打ち明けることなんてなかったもんですから、とどこおってた川の流れが一気に決壊したように、心の中にうず巻いていたものがはき出されました。
一通り話し、次は先生のターンです。
どんな感想が返ってくるんだろう、どんな経験を聞かせてくれるんだろう、どんな回答がもらえるんだろう。
ドキドキ。
ドキドキ。
わずかな瞬間に、僕の頭の中では期待が一気にふくらみました。
そして、先生がいよいよ口を開きました。
(さぁ、聞かせてください先生!あなたの考えの全てを!!(←大げさ) )
先生「社会不安障害ってのは、精神的な心の病気です。」
僕「はい!(それは知ってますよ!)」
先生「心の中のモヤモヤの中には核があって……」
僕「はい!(核…??)」
先生「まずその核をイメージすることが大切なんです。」
僕「はい。(はい?)」
先生「そしてその核をイメージするために~…」
僕「はい…」
この後ずっと、この核トークを中心に話が展開されました。
先生は結局終始、
「核が~、核を~、核だから~」
と話を進めましたが、僕は終始
「はい。(棒)」
「なるほど。(棒)」
「そうなんですね。(棒)」
と心の中につっかかった棒が取れることはありませんでした。
(違うんです先生。僕はあなたがどうやって克服したのか、その経験や方法を聞きたかったんです。)
質問しても結局返ってくるのは抽象的な話ばかりだったので、心の中ではそう思っていました。
(こりゃあかん。)
カウンセリング開始から一時間後、僕は先生の核トークをさえぎって、
「すみません、やっぱり一時間だけにしてもらえますか?」
と切り出し、1万円を払って部屋を出ました。
バタンッ。
部屋を出た僕。
・・・・・・。
核ってなんだよっ!!
一万高ぇよっ!!
俺の一時間と一万返せよ!!
せめて俺のドキドキ返せよ!!!
…と、叫んではいませんが、強烈に思いました。
そしてその場を後にしました。
カウンセリングを終えて
期待を持って行ったものの、結局抽象的な話を延々とされるだけで、特に何も得られませんでした。
せめて会話が楽しいとか、吐き出せてスッキリできたとか、それがあればよかったものの、そういったこともなく。
自分の中のモヤモヤを話すだけ話しても、まるでのれんに手押し、手応えのない反応でした。
おそらく同じ悩みを持っている方なら理解できると思いますが、僕がそのとき欲しかったのは、社会不安障害を克服した人からの意見です。
その経験に基づいて、
- どうやって克服できたのか
- 克服するために大切なことは何か
- そして何をすべきで何をすべきでないのか
そういった意見が聞きたかったんです。
しかし、いざ話を聞いてみれば、ずっと抽象的な話ばかりされたので、正直僕としてはかなりの期待外れでした。
それは先生の人間性の問題とかではないんですが、サービスとしてコスパ悪過ぎるだろという感じです。
あれなら今の僕の方がよっぽどうまくカウンセリングできるかもなとすら思えます。
そしてこの後から、そういったメンタル専門のサービスをやめて自力で治そうとし始め、それも結局空回りしてどんどん苦しい状況になっていきました。
あの時、仮に僕がこりずに、次の手としてメンタルヘルスセミナーとか行き出したとしても、結局お金や時間を浪費していただろうと思います。
そもそも、なんでこんなにメンタル系のセミナーとかサービスというのは値段が高いのでしょうか。
永続的に使えるものからいいものの、一回で余裕で一万は超えてきますからだいぶきついです。
それなら自分で治そうとか、我慢しようとか思ってしまうのも、今思えばムリなかったのかなと思います。
せめて何かに時間やお金をかけるなら、永続的に使えたりとか、そういったコスパがいいものにかけられたらなと、
その後思いました。
で、実際その後、警察官をやめて、あがり症、社会不安障害の克服に効果的なプログラムを見つけることができて、
それが今回お話ししたような一回こっきりのものでなく、
永続的に使えるものであったことから試してみたわけです。
それが僕が発信するメルマガで紹介している
ヒプノセラピーというものだったんですけど、
結果それで僕は社会不安障害を克服できましたから、
やっぱり効果的な方法で、かつずーっと使っていけるものに
お金をかけてみてよかったなと思います。
実際日々実践することが克服につながったと思うので、
その場限りのものでなく、毎日使えるもの、
その方がコスパは全然いいですよね。
まとめ
ということで今回は、
僕がカウンセリング行った時のことと、
その時思ったことなどをお話ししました。
勘違いしていただきたくないのは、
カウンセリングも病院と同じように先生や施設による
ということです。
実際僕にカウンセリングを紹介してくれた先輩はうつ病を改善できていますから、
やはり先生や施設にもよるし、自分との相性というのもあるんだろうと思います。
僕の場合は薬もカウンセリングも
合ってなかったということでしょうね。
カウンセリングに行った翌日先輩に感想を話したら、
「そうかぁ、俺はわりとよくなったんだけどなぁ…」
と言っていました。
なのでやっぱりそこは人次第ですね。
ただ、初めのうちに何かこれ違うなと思ったら、
すぐ引くのがいいと思います。
すぐ引いて、あせって次の手段を探してやみくもにやってみるのではなく、
一旦ちょっと落ち着いてみてください。
あせる気持ちや、不安の中何もできずにいる感じが苦しいのは
すごく理解ができますが、
そこであせって動いてしまうと僕のようにさらに多くのものを失い、
なおさら苦しい状況を作ってしまいかねませんからね。
なので、実は何もしない時期もちょっとは必要なんです。
それが状況悪化を防ぐ予防策になりますから。
では、最後にまとめると、
- カウンセリングも結局人や施設次第
- 自分との相性もあるので、違うと思ったら引くのも大事
- 一旦引いたら、一度落ち着くことが状況悪化の予防になる
という感じですね。
それでは
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