緊張、不安、怒り…、そのストレスをフッ飛ばすEFT!

こんにちは、はやとです。

今回は、僕が今でもよくやる「EFT」というものについてご紹介です。

以前ヒプノセラピーを紹介しましたが、それとはちょっと違った心理学的なアプローチになります。

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EFTとは?

そもそもEFTとは何でしょうか?

ちなみにこれは省略形で、正式名称は

Emotional Freedom Techniqueエモーショナル・フリーダム・テクニック

です。(かっこいい)

日本語に訳すと、

感情解放テクニック

になります。

…という感じで、大それた名前がついてるわけなんですけど、実際に効果的かつ即効性のある緊張解消法なんですよね。

これは以前ご紹介したリフレーミングヒプノセラピーと違って、最終的な目標が、新しい価値観や考え方を習慣化することであがり症・社会不安障害を悪化させる考え方を変える、

というものではありません。

EFTはどっちかと言うと、その場で緊張などのストレスをなくす手段って感じです。

(ちなみにヒプノセラピーは詳しくこのページでご紹介しています↓)

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一応ヒプノセラピーと比べてみると、ヒプノセラピー

  • ある程度まとまった時間が必要
  • 受動的
  • 非常にリラックスできる

ものなのに対し、

EFT

  • 短時間でできる
  • 能動的
  • 感情の開放に特化している

ものという感じです。

ヒプノセラピーがただ耳を傾けるだけというラクさが魅力なのに対し、EFTは心理的な療法などの専門的な知識がなくても自分で手軽にできるのが魅力です。

では、早速やり方をご紹介していきます。

EFTのやり方

聴くだけのヒプノセラピー、ちょっと意識するだけのリフレーミングと違って、EFTは能動的な分比較的踏む手順が多いです。

大きく分けて4ステップになります。

  1. ネガティブな感情の数値化
  2. セットアップ
  3. タッピング
  4. 深呼吸+水分補給

ただ、これも1、2分でできてしまうことなので簡単です。

順を追って端的に説明していきますね。

ネガティブな感情(=緊張、不安)の数値化

これは専門的に言ったらSUD(苦痛の主観的単位)とか言うんですけど、ややこしくなるのでそれはどうでもいいです(笑)

まず最初に、今自分が感じている緊張や不安などの特定のネガティブ感情を1~10で表しましょう。

ちなみに、10=今までの人生で最大(というか最悪だった時)の感情です。

例えば、今日は特に何もなかったけど、ちょっと叱られちゃったな……、あーあ。

くらいだったら、僕の基準で言うと数字は2です。

ちょっと気が晴れないくらい。

ここでは数字の正確さにあまりこだわらず、(というかそもそも正確がない)これくらいかなー。っていう数字でOKです。

数字が出たら次のステップです。

セットアップ

続いてセットアップ(準備)です。

準備と言うほど大したものでもないんですけどね。

腕の付け根には、押すと他より痛いところがあります。

そこを圧痛点あっつうてんと言うんですが、そこをなでながらあるフレーズを唱えるだけです。

準備はこれだけです。

で、ここで大事なのが唱えるフレーズなんですけど、ここでは決まったフレーズがあります。

大きく分けて3種類です。

  1. 感情:~感じています。
    例:私は緊張を感じています。
  2. 信念:~信じています。
    例:私は自分がうまく話せないと信じています。
  3. 思考:~考えています。
    例:私は人前で失敗してしまうんじゃないかと考えています。

このいずれかのフレーズの後に、

  • 「そんな自分を深く受け入れ愛します。」

と付け、唱えればOKです。

初めはちょっと自分で言うのが恥ずかしいセリフですよね(笑)

けどそこはそんなもんだと思ってやってみてください。

例:私は緊張を感じています。そんな自分を深く受け入れ愛します。

普段大抵の人は緊張する場面で、

緊張するな…!落ち着け…!

って頭の中で唱えがちです。

でもそれだと逆に緊張してしまうんですよね。

だから本来、自分の感情を押さえつけるのではなく、認めて受け入れなくちゃいけないんですよ。

だからこそ、EFTでは普段僕たちが自然と唱えてしまう、緊張するな落ち着けとは反対のフレーズを使うわけです。

意外だったかもしれませんね。

ここがEFTのキモなので、自分の感情をちゃんと表したフレーズを考えるようにしましょう。

このフレーズが自分にあてはまれば、圧痛点をなでながら唱えるだけでも負の感情がなくなっていきます。

そしてセットアップが終われば、タッピングに移ります。

タッピング

タッピングとは、トントントンッと指先で軽くたたくことです。

顔を中心にたたくポイントがいくつかあって、それらをたたきながらフレーズを唱えていきます。

では、まずタッピングするポイントを図にしたので見てみてください。

タッピングするポイントは図の通りで、

  • 頭頂部
  • 眉の間
  • 目尻の下
  • 目の下
  • 鼻の下
  • 口の下
  • 鎖骨の下
  • ワキの下

です。

これらのポイントを指先でトントンッと叩きながら、

  • セットアップの時挙げた最初の3つのフレーズ(私は緊張を感じています、私は自分が失敗すると考えていますなど

  • またはその時心の中から出てきたネガティブな言葉(失敗したらどうしよう、怖い、逃げ出したい、やる気が起きないなど

を唱えます。

タッピングのテンポは、

 (頭頂部)トントントンッ
→(眉の間)トントントンッ
→(目の下)トントントンッ

と言った感じでテンポよくです。

それもそこまで気にしすぎる必要はありません。

こんな感じでタッピングをしていけば、ネガティブな感情が洗い出され、スーッとストレスが消えていきます。

タッピングは本当に即効性があるので、さっきまであった負の感情が秒でなくなり、むしろおもしろいくらいです(笑)

やってみたらその効果が実感できると思います。

深呼吸+水分補給

タッピングが終われば、2~3回ほど深呼吸しましょう。

深呼吸の後は、水を飲んでください。

ちなみにこの時水を飲むのは、感情というエネルギーが動く時に水が必要だからです。

そして最後に、ネガティブな感情をもう一度数値化しましょう。

そして、数値が0(=もうストレスを感じていない)であればそれでOKです。

0でなければ、0になるまでセットアップ ~ 深呼吸+水分補給のステップを繰り返しましょう。

これで以上です。

文章にしたら長くなりましたが、実際やってみると1、2分です。

繰り返しやっても数分で終わります。

なのでぜひやってみてください。

僕がEFTする時

ちなみにこのEFT、緊張や不安以外の負の感情があるときでも使えます。

僕の場合最近は、イライラしてしまった時にやったりしますね。

例えば最近あったこと。

僕は今ニュージーランドにいるんですが、こっちでできた台湾人の友達が僕を利用してケータイの紹介割引みたいなのを取得しようとしてました。

友達なので僕としては全然問題なかったんですけど、僕がケータイ会社から乗り換える際、なぜかできなかったんですね。

で、僕としては問題を先に明らかにしたかったんですけど、友達は先に契約を進めろと言うので、

それにはちょっとイラっとしてしまいました。

いや、問題分かってないのに先契約してケータイ二重契約にでもなったらどうすんねん、と。

「あいつ、自分の利益ばっかり考えて。。。」

と、その時久しぶりに友達の自分の利益を優先する態度にイラ立ってしまったんですが、その時EFT思い出して、

私はイラ立ちを感じています、そんな自分を深く受け入れ愛します……

と唱えながらタッピングしていくと、あっという間にイラ立ちが消えました。

(あー、さっきのイラ立ちどこ行ったんだろ。)

みたいな、ちょっと不思議な感じすらします。(笑)

こんな感じで、日々のイライラ、ストレスの解消にも使えてしまうので、けっこう有能なんですよね、EFT。

簡単なんで、試してみてください。

ある意味おもしろい感覚になります(笑)

まとめ

ということで、今回はEFTというものをご紹介しました。

最後に説明したように、緊張、不安以外でも、怒り、悲しみ、恐怖といったネガティブな感情全般に使えるので、何かネガティブな感情が出てきたら我慢してため込まず、こまめにEFTして外に流してあげましょう。

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こういった感じで根本的な問題から解消する手段ではありませんが、瞬間的にでも日々のストレスをなくしていければ生きやすくなり、あがり症や社会不安障害の克服にも前向きになれるでしょう。

なので是非、やってみてください。

ということで今回はEFTのご紹介でした。

それでは

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この記事を書いた人

はじめまして、よしです。

僕は小さな頃から極度のあがり症で、とにかく注目されるのが怖くて、日の当たらない生活を送ってきました。

社会人になり警察官になってからは症状が悪化してついには社会不安障害を発症し、苦痛な日々を過ごしました。

人目に出るのが怖い、
上司を話すとき頭が真っ白になる、
電話すらまともに出られない。

そんな警察官として致命的な症状が出た僕は、仕事でも失敗ばかりを繰り返し、最終的には警察官をやめざるをえませんでした。

そんな僕が、正しい向き合い方を知り、それを実践したことで、退職後3ヶ月のうちに社会不安障害を克服できました。

このブログでは、僕と同じ悩みを持っている方や、あがり症や社会不安障害を改善したいと願っている方の助けに少しでもなるように、
あがり症や社会不安障害を克服するための知識や情報を、自身の過去の経験を交えて発信していきます。

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