☆今正直息苦しくない? 自分が「内向型」だと確信できた人が次に考えるべき環境選び!

こんにちは、まなとです。

今回は、

『自分が内向型と確信できた人が次に考えるべき環境選び』

という話です。

この前、内向型と内気は違う、内向型という人としての性質は変わらないから、心理的現象である内気な部分を変えていきましょうという記事を書きました。

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今回は、実質その続きになります。

さて、それではまずこの前の記事で書いたことをさらっとまとめておきます。

  1. 内向型と内気の違い

    「内向型」→ 遺伝子や脳の構造によるものだから変えられない人としての性質。

    「内 気」→ 自信がなく、人からどう見られているか気になるなどの心理的現象。
    自己肯定メソッドをやったりして、自信をつけることで変えられる。)

  2. 内向型と内気を区別できず、変えられない内向型の性質からまるごと変えようとしている人が多い。
  3. しかし内向型の性質は変わらないものなので、変えようとしてもムダな努力をすることになる。
  4. つまり変えられない内向型の性質を理解し、内気な部分と区別できれば、治すべき内気な部分にフォーカスできる。
  5. 治すべき内気な部分にフォーカスできれば、社会不安障害克服までも道のりが一気に縮まる。

こんな感じです。

で、今回はその次の段階です。

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内向型のあなたに合ってない環境は社会不安障害を悪化させる

自分が内向型で、変えられないところ変えられるところが分かれば次に重要になってくるのは環境選びです。

なぜなら、内向的な人が、内向的な人に合わない環境にいると当然生き辛さを感じますし、その結果あがり症、社会不安障害、その他の精神的問題を悪化させることにつながるからです。

例えるなら、動物の世界では、それぞれの動物は自分に合う環境に住みますよね?

シロクマは寒い地域に適したから北極に住めるのであって南半球には住めません。

鳥は飛べるから木の上に巣をつくれますし、地面にずっといる必要はありません。

どんな動物も合わない環境にいると弱ったり、危険にさらされたりしてしまいます。

これは人間も同じで、一概に人間と言っても普通の動物と違って理性があり一人一人全く違う性格・性質を持っていますから、それぞれ自分に合った環境にいないと生きづらさを感じるのは当たり前というわけです。

なので、仮に今あなたが仕事や学校などの環境にいてストレスを感じるなら、その環境が変わればもうストレスはなくなるでしょうし、これから選ぶという段階なら、自分の内向型の性質をちゃんと理解した上で選ばないと苦しい未来が待っています。

あがり症・社会不安障害などの症状は環境によって悪化しますが、反対に言えば自分に合った環境を選んであげると、社会不安障害の症状もやわらぐので、克服につなげやすくなるとも言えます。

さらに言うなら一度よくなっても環境を選び間違えると再発するとも言えますね。

そのくらい環境選びっていうのは大事なんです。

ということで、今から例として内向的な僕が今までやってきた仕事を、それぞれ向き不向きによって分けて挙げていきます。

どんな仕事が内向型の人には向いているのか、また、逆に向いていないのか、参考にしてみてください。

僕が経験した仕事一覧

はい、それでは上から、

〇 向いていた仕事
× 向いていなかった仕事
△ どっちとも言えない仕事

の順に挙げていきます。

向いていた仕事

まずが向いていたなと思った仕事です。

下に挙げた2つの仕事の共通点も考えながら見てみてください。

〇 厨房

 ・理由:人を相手にしなくていいから

まずが居酒屋さんなどの厨房の仕事です。

僕は警察官をやめてから、半年ほどビアガーデン、焼き肉屋の厨房で働きました。

正直厨房の経験どころか料理の経験もなかったのでうまくできるかなと思いましたが、心配するほどのものではなかったですね。

ホールなどの実際料理をお客さんに出す仕事だと複数のお客さんを相手にしないといけませんが、厨房はオーダーを受けて料理を出すだけです。

料理の作り方などは覚えないといけないので覚えることは多いかもしれませんが、覚えてしまえば同じことの繰り返しのため簡単です。

内向的な人は不器用なので、ホールなど臨機応変に対応しないといけない仕事ではテンパってしまいがちですが、厨房など初めに要領を覚えてしまえばずっと同じことの繰り返しの仕事はストレスなくできてしまいます。 

〇 コールセンター(インバウンド)

 理由:対応するのは一人のお客さんだけだから

まず最初に、コールセンターは大きく分けて

  • インバウンド(受信、かかってきた電話を取る)
  • アウトバウンド(発信、電話をお客さんにかける)

があります。

ここで挙げているのはインバウンドです。(過去の記事で詳しく書いています↓)

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コールセンターの仕事はお客さん相手にする仕事であるので、内向的な人には向いていない仕事に思われがちです。

しかしそんなことはありません。

電話を通して話す分、相手は絶対一人にしぼられますし、それ以上の人数を同時に対応する必要はないからです。

むしろその状況で力を発揮できのが内向型の人間なんです。

なぜなら内向型の人間は、相手の気持ちを察するのが得意だから

  • 相手が何を思っているのか
  • 何を求めているのか 
  • 何に困っているのか

こういった相手の心の内を常に気にしながら話すクセがあるので、何か目的、要望、相談などがあって電話をかけてくる人と話すにはうってつけの能力なんですね。

ちなみにこれが複数人相手だと、相手全員分の気持ちを察そうとしてしまいパンクするので、この能力は一対一でこそ発揮されます。

知っていましたか?

おそらく今までうっとおしく思っていたであろう自分の短所が、武器になるんです。

なので、その内向型の性質は変える必要がなく、むしろ利用していった方がいいんです。

で、一応言っておくと、内向型の人に向いている仕事としてここでは挙げましたが、あがり症や社会不安障害などの症状があったら電話を使う仕事である分逆に辛い仕事になりえます。

なので、あがり症・社会不安障害の症状がやわらいだ後の選択肢として全然ありますよって話ですね。

ちなみに僕は先に挙げた厨房の仕事をして社会不安障害の症状が出なくなった後コールセンターに挑戦したのでムリにせずできた上、部内で営業成績1位取れるくらい結果も出せたんだと思います。

できるようになればオフィスワークでずっと座ってるだけ、しかもお客さんと話していると時間もすぐ経ってしまうので、個人的にはオススメの仕事でもあります。(ちなみに内向型の人がインバウンド営業に向いてる理由などはこの記事に詳しく描きました↓)

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※ 向いていた仕事の共通点

上に挙げた仕事二つに共通して言えることは、

  • 多人数を相手にしない
  • あまり人目につかない

ということです。

僕は社会不安障害のことはもう気にせずに生きられていますが、れは人目がまったく怖くなくなる、または大人数の中にいても平気でいられるようになるということではありません。

もちろん以前ほど気にはならなくなりましたが、それでもやっぱり人が多いところは好きじゃないですし、人の目につくよりはつかない方が気が楽です。

これは典型的な内向型の性質ですね。

表立ったところで自分の力を発揮できる人ももちろんいますが、僕は裏方として力を発揮できる人だった。

ただそれだけの話です。

なので、はたから見たらネクラで大人しすぎるように思われる自分のそんなキャラクターも、あまり気にせずに、むしろそれを活かせるような環境を選んでいけばいんです。

向いていなかった仕事

次に向いていなかったと思った仕事です。

また共通点を考えながら見てみてください。

おそらく共感するところもあると思います。

× 警察官

 理由:多くの人目にさらされる上、対応の幅も広いから

まずは警察官です。

僕の夢であり、人生で初めて経験した仕事ですね。

理由は先に挙げましたが、正直あげたらキリがない位向いてない向いてないポイントはあります。

例えば他に、

  • 昔ながらの厳しい上下関係
  • 不規則な生活
  • 緊張感のある現場

などなど。

よく3年も続けられたなと思いますね。

特に警察官という仕事は制服着て街をパトロールするわけですから、めちゃくちゃ人から見られます。

しかも近年警察官に対する一般の目は厳しくなっていますから、人目が他人ひと以上に気になってしまう僕は常に監視されているような気分にすらなりました。

失敗も許されない立場ですしね。

しかも現場での取り扱いは多岐にわたりますし、それを上司や先輩などの身内からも厳しい目で見られながらやるわけです。

内向型の人はマルチタスクが苦手なのに、その上監視の目も常にあるわけですから、もうストレスはんぱなかったですね。

やっぱり社会不安障害の症状悪化しましたし。

正直もう二度としたくない仕事です。

× 配膳

 理由:多人数を相手にするから

配膳、つまりレストランなどのホールなどを仕事は、向いている仕事に挙げた厨房と正反対の特徴がありますよね。

例えば、人目につきにくい厨房と違い、人目につきやすい、というかずっと見られてる。

人を相手にしなくていい厨房と違い、人の相手をしていく

ほんと正反対です。

僕がホテルの配膳の仕事をしたのは、コールセンターの仕事をした後のことでした。

僕は厨房、コールセンターの仕事では、仕事が他の人よりもできて、信頼も得られました。

それで自信がついていたので、配膳の仕事も余裕でできるだろって思ってましたけど、全然そんなことはなかったですね(笑)

一度に複数の人を相手にするのはやっぱり苦手ですし、人目につくと力が入ってしまいます。

働いていてみて警察官の頃を思い出しましたね。

結局、

あ、これ向いてないわ。

と思って1ヶ月位でやめて、またコールセンターで働き始めました。

向いてない仕事はこんな感じでスパッとやめてしまっていいんです。

続けててもストレスなだけなので。

やめた後コールセンターでまた働き始めた僕は、また結果も出して、ストレスのない生活を送れたんで、やっぱり早い段階で見切りをつけてよかったと思います。

がんばりが報われない環境でがんばっても辛いだけですからね。

※ 向いていなかった仕事の共通点

上に挙げた仕事二つに共通して言えることは人目につく仕事で、複数の人と同時に対応しなくてはいけないということ。

内向型の人は、マルチタスクが苦手で、一人や少人数で一つのことに集中するのが得意です。

しかし、警察や配膳の仕事はその真逆で、いくつかの仕事を同時に、しかも複数の人を相手にしなくてはいけません。

要するに、キャパオーバーなんですよね。

なので、下手にチャレンジ精神持ってやらなくてもいいんじゃないかとすら思います。

内向型で向いていないのに、あがり症や社会不安障害を持ってたら向いてるはずがありません。

僕も今挙げたような職業にまた就いたら、たぶんまた発症するだろうなって思いますからね(笑)

なので、ムリすることはないですから、時には思いきってスパッとやめて、ガラッと環境を変えてみてもいいと思います。

どっちとも言えない仕事

最後にどっちとも言えない仕事です。

先に挙げた向いてる仕事と向いてない仕事のどっちもの特徴があります。

△ ニトリ(=ショッピングセンターなど)

 理由:お客さんと対応しなくてはいけないが、品出しなどの仕事も多い

まずニトリです。

これはショッピングセンターなどと思ってください。

僕が警察官をやめて最初にしたのがニトリの短期バイトでした。

直接お客さんの対応して案内したり、商品が足りなくなったら出すっていう単純な仕事です。

特に大きなストレスはないですが、やっぱり品出しなどしてる時でもお客さんが来たらすぐ対応してなど、一つの仕事を続けられない状況にはなることがあります。

まぁそういったところも特に大きなストレスではありませんし、向いてない仕事とは言えないですが、逆に内向型の人が持ってる能力を発揮できる仕事というわけでもないので、向いている向いていないどっちとも言えないなぁって感じです。

△ コールセンター(アウトバンド)

 理由:対応するのはお客さん一人だが、話が続かない

2つ目はコールセンターのアウトバンドです。

向いてる仕事で挙げたのはかかってきた電話を取るインバウンドでしたが、今回は自分からお客さんにかけるアウトバンドです。

で、アウトバンドインバウンドの大きな違いは、自分からかけるか、相手がかけてくるかです。

これが大きな違いを生みます。

まずインバウンドの場合、お客さんは必ず用件があってかけてきます。

なので、基本的にはしっかり話を聞いてくれますし、だいたい短くても20~30分は話すことになります。

しかし、アウトバンドは自分からかける要は飛びこみ営業です。

なので、相手はそもそも用件なんて持ってないですし、かけても嫌がられてすぐ切られることが多いんです。

数打ちゃ当たるといった感じで、どんどんかけてその中で話を聞いてくれそうな人に話を聞いてもらって契約に持っていくわけですが、それも例えるならつな渡りのようなもので、せっかく話を聞いてくれるお客さんに会えても、話の途中でお客さんがもういいと思ったら切られてしまうわけです。

なので、内向型の人が得意な、相手に気持ちを察して提案するというのができないんですね。

そもそも相手は最初から何も望んでいないわけですから。

ただ、対応するのはお客さん一人ですし、オフィスワークで周りのこともそんなに気にしなくもいいです。

そういった意味で、内向型の人が持つ能力はいかせないけど、かといって他にストレスを感じるような環境ではないと言えます。

まぁ、成績が出せなかったらしんどくはなってくるんですけどね。

合わない環境でがんばろうとする必要はない

ということで、僕が経験した仕事を例に挙げ、内向型人間に向いている仕事、向いていない仕事に分けてその理由を書いてみました。

どうでしたでしょうか?

おそらく共感できるポイント、納得できるポイントはあったんじゃないかと思います。

僕は社会不安障害を克服し、その後いくつか仕事を経験したわけですが、やっぱりその中でも社会不安障害に関係なく向いてないなぁと思う仕事もあったんですよね。

それは社会不安障害の有無は関係なく、内向型の自分に向いていなかったと言えます。

ぶっちゃけ、できない仕事はできないんですよね。

確かに器用な人はいますけど。

でも、内向型の人はそこまで器用でなくても、一つのことに集中・特化したら強いという人が多いです。

つまり、自分に合った環境にいられれば、活躍できて、エースにだってなれるんです。

なので、変にがんばって自分の力が発揮できない環境でがんばろうとするのではなく、まず自分に合った環境を選んでからがんばりましょう。

一見大丈夫そうでも、淡水魚が海水で生きていくことなんてできないんです。

いくらがんばっても。

我慢してそこにいても苦しくなるばかりです。(つまり精神的な病気は症状が悪化するばかり。)

なので、環境を変えたり選ぶ際は、ムリする(=自分から環境に合わせようとする)ことを考えず、素の自分に合った環境を選んでいきましょう。

自分に合った環境はきっとある

はい、こんな感じで、今回は環境についてお話ししました。

前に別の記事でも書きましたが、自分に合った環境をいうのは絶対あります。

なので、あえて自分に合ってない環境でがんばる必要もないので、自分の性格・性質を理解した上、

できるだけ自分に合った環境を選んで、ストレスを抱えずに生きていきましょう。

そして、ストレスがかからなくなれば、あがり症や社会不安障害の症状もやわらいでくるはずです。

そのタイミングでしたら、克服もムリせずできるはずですからね。

では、今回は

『自分が内向型と確信できた人が次に考えるべき環境選び』

というテーマでお話ししました。

それでは

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この記事を書いた人

はじめまして、よしです。

僕は小さな頃から極度のあがり症で、とにかく注目されるのが怖くて、日の当たらない生活を送ってきました。

社会人になり警察官になってからは症状が悪化してついには社会不安障害を発症し、苦痛な日々を過ごしました。

人目に出るのが怖い、
上司を話すとき頭が真っ白になる、
電話すらまともに出られない。

そんな警察官として致命的な症状が出た僕は、仕事でも失敗ばかりを繰り返し、最終的には警察官をやめざるをえませんでした。

そんな僕が、正しい向き合い方を知り、それを実践したことで、退職後3ヶ月のうちに社会不安障害を克服できました。

このブログでは、僕と同じ悩みを持っている方や、あがり症や社会不安障害を改善したいと願っている方の助けに少しでもなるように、
あがり症や社会不安障害を克服するための知識や情報を、自身の過去の経験を交えて発信していきます。

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